常設展示のあり方

昨年末、常連さんには冗談半分本気半分で『提案したい心惚れるものが無ければ店閉めるかもしれないです』と話しておりました。

ご安心を。いわゆる閉店ではありませんので。

魚屋や八百屋が朝仕入れた鮮度の高い、旬の良い物を届ける。

そして良いものが無ければ『今日は売る物がねぇ。店終いだ!』なんて江戸っ子のような粋な商売。

裏であとでおかあちゃんに叱られているんでしょうが・・・

うちが言う”店閉める”はまさにそれです。

僕は”作家の作る物とうちのお店”はナマモノだと考えています。なので双方の旬の時期にベストな物をお客様の五感へお届けしたいと願っています。

『この作品をいついつまでに何個作って欲しい』なんて注文のやりとりは、ビジネス的で、ライブ感もなくて、僕には出来ない。

さらにこんな小さな店ではまとまった数をドカっと頼むなんて事もできないし、そもそも同じものを沢山仕入れて、ひとつひとつ今と同じ熱量で全てお届けできるとも思っていない。

うちの作り手も個展や企画展、取扱店からのお仕事で忙しくされている。チニアシツケルは少数精鋭の作家だけで店を作っているので、良い物が少なくなり、僕の表現の場である”店の空間”が胸を張ってご提案できない状況になりましたら、それは『店閉めるしか無いな』と腹を括って本気でそう考えて居ります。

うちは洒落たことや流行りのことが出来ない性分なので、物を届けるしか無いのです。

不器用な僕の生き方です。

じゃあその間の売り上げはどうなるんだって話でしょうが、それはその時に考えることにしました。嫁よ、すまぬ。

それくらいの気持ちでやっております。

うち、物を届けることに本気です。

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